不安になる人・ならない人

不安になる、どうしたらいいか分からなくなる。人間なら誰もが経験のあることだと思います。そしてその不安の度合いは問題にもよりますが、人によっても違うものです。つまり、不安が不安を呼びドツボに嵌りやすい人と、短時間で止まれる人。この違いはどこにあるのでしょうね?

不安を回避する、つまり不安に陥らないように策を練るのには限界があります。大事なのは、不安にならないようにするのではなく、不安をどこで止めれるか。

例えば生活の不安、具体的には働けない、お金が稼げないとか。過去の失敗体験が多い人ほど希望を見出せず、更に不安は増し思い悩む傾向があります。

これらの不安から抜けるには、働けることお金を稼げるようになれることではなく、この不安は「過去の経験則」つまり度重なった失敗体験からきているんだと認識できること。失敗する恐怖が不安となっている、そう認識することで過去の暗い気持ちや状態へフラッシュバックするのを踏みとどまれたり、これに気づくことで不安から抜けやすくなるのです。

「どうせダメなんだよ」とか「自分は無理」或いは「こんなことくらいで弱音は吐けない」という認識を肯定し、それをベースにした思考と行動はネガティブな方向にしかいきません。そういう自分をまた責めるのではなく、そういう回路・スポットに嵌ってることに気づくことが大切です。

不安はあってもいいが
不安を肯定するなかれ!
自分を否定するなかれ!

不安を元にした行動からは不安を払拭しようとするだけの行動となり、肝心の労働や作業に集中できない本末転倒の状態になってしまいます。不安の基にあるのは何か、失敗の恐怖なのか自分への無価値観なのか、それらに気づくことは自分として生きていく上で大いに足掛かりとなるでしょう。