主観と客観それから他観

物の見方には主観的と客観的がありますね。しかし私の元に来られる方々にはそのどちらでもない「他観的な見方」の持ち主が多くいらっしゃいます。

他観的⁈
聞いたことないでしょ⁇

そうなんです、まさにこれが生き辛さに関係しているキーワードなんです。

先ず「主観」とはその人独自の自我を基にした見方や感じ方。「客観」はその主観から離れ誰もが納得するような事実を基にした見方のこと。
ですから「主観」と「客観」は違っていることはあり得る。
大体お分かりですよね。

では「他観」とは何か?
言葉からすると他者の見方、他人の価値観ということ。それ、どういうことかと言うと、自分の主観がなく客観でもなく、他者の見方で自分を乗っ取られ、その見方で自分を動かしているということです。

ん⁇おかしいですよね⁈
恐ろしいですよね‼️

でもね、これが出来上がるのには特殊なコツがいるんです。初めは親の価値観を疑うことなく従い、それを受け継ぐことで自分を見失い、学校や社会では相対する先生や友人に至るまで他者の意見を鵜呑みにする。こうして他観が主観を乗っ取っていくんですね…しかも自分の意向で…

他観のおかしさは拠り所がないこと。主観には自分、客観には正しさに似た拠り所があるのに比べて、他観というのは『他人の主観』なので人によって違う。従って振り回されることになるのですよ。

さて、あなたはどの見方でしょうか?