ヤングケアラーってなに?

皆さまおかわりありませんか?蔓延防止の地域も増え、未だ社会に混乱を巻き起こしているオミクロン。どうか感染しないようにお過ごしくださいね。

さて、今日の話題はヤングケアラーです。興味のある方はご覧ください。

ヤングケアラーってなに?

ヤングケアラーという言葉があります。
家族内の何かの事情で、本来なら大人が担うべき介護や看護・世話を子供のうちから余儀なくされている未成年こと。親や弟妹の世話にまで及ぶ。

この実態についてクローズアップされ始めたのはここ1・2年。少子化や家庭環境の変化でその数は増加の傾向だという。
その自認もなく孤立や孤独そして人間形成における悪影響も起きやすいというのです。

…確かに

これへの対応や対策・支援は必須。だけれどもどうしても見落とされやすい、もう少し狭いところで起きている、メンタルにおけるヤングケアラーについて今日は書いてみます。

幼少期から或いは生まれた時から「自分の心」に関心を持たれず庇護(ひご)されず、代わりにその「親の心」を庇護する役割を担ってきた人々のこと。(心の孤児参照)

親が裕福か貧乏か健康か障害かでなく、子供の感情や気持ちというものに対して冷酷なまでに親の考えを押し付けられてきた。
冒頭のヤングケアラーが、外的要因から生まれるものなら、むしろ周りからは普通或いは恵まれていると見られる家庭の内側から生まれる未必の故意に近いものがあった。

親からの、「精神的な放置と侵入」の両方が行われ、子供の言動の全てを支配されてしまうこと。ACや毒親・ネグレクト(虐待)などと言う言葉が近いのですが、その証拠や証明は限りなく困難。
それが自分の身に起きていたなど思ってもみないし、思いたくもないですからね。

自分の気持ちが無視されることによって起きる弊害は、人間として心に備わる当たり前が育てられず、でもそれを自他共に気付かないばかりか、その心には深いダメージを受けてしまいます。その人生がいかに過酷なのか本人が気づくのも後年になってから。そして、その原因や対処法を知る由もない。

うちの夫もこれに当てはまります。心の奥底には愛と僧が凝り固まって、それを溶かし流すのに何年をも要する。
ヤングケアラーの実態は奥深く闇深い。

だけど、始めなきゃ。
もしもあなたがヤングケアラーだったかもと気づいたら、是非とも支援を求め今の暗闇から抜け出してください。
行政でも民間でもどこでもいい、あなたが助けてもらえる場所を掴んでください。