コロナ禍と心の動きに思う

コロナ禍における経済活性化の措置であるGo toトラベル・Go toイートに加え、地域共通クーポンの利用が始まり随分賑わっているようですね。利用者からは「使わないと損」「お得だから」などの声があり、コロナ禍で我慢の分も重なり、人手が増えたのでしょうかね。

以前の記事「得したいというよりは損したくない。だから不安になるのです」でも書いた通り、人間の心理として「お得ですよ!」の声に弱いというか、ついつい乗りたくなる。

聞くところによると、いつもなら行けない高額な旅館や旅行に需要があり、通常20万のところを12万とか、3泊目が無料になるとか、、私なんかは、割引いても支払うお金がなければ何処へも行けないのになーと思うし、「良いだろう」と思いたい期待意識がある分、本来の価値とか個人の感想を超えたものが数字となり評価或いは結果となってしまうように思う。

これもいつものことだし、また、ステイタスのひとつなんだろうなーと、まぁ少なからず穿(うが)った見方をしてしまいますが。

私の周りの知人でも、このコロナ禍に於いて苦境に立たされている方々は多い。

例えばGo toイートのネット予約。利用者には、ランチで500円ディナーで1000円のポイントが付くシステムがあるよね。これも、その店舗にとってはネット機能を使えなければ参加も出来ない。また、ネットでの予約においても「食べログ」や「ぐるなび」のような大手サイトが関与し、店舗側からも1人に付き200円程度のバックを支払うという、つまりそのサイトに収益が出るシステムなのです。

国の救済としての給付金や補助金、又は各種免除や減額申請などは、とにかく分かりづらくややこしい。ネットが使えない方や、何度もの修正作業に疲れ果てている話は多く耳にする。

欲しい人に援助が行かない。これもいつも通りなんだけどさ、それを自己責任と呼ぶのは切ないよ。

苦境に立たされている人がGo toなんとかに行く気にはならず、当然来ていただきたいと思いながらも、そういう方々に回るシステムとはなっていないように思う。みんな何にもせず待っている訳ではないのですけどね。

なんかさ、大変だよね。

このコロナ禍の時代。何にも変わらない人は羨ましいけど、それもどこか変ですけどね。

それから、例えば引きこもっている人には変化がないように思う方も居ると思いますが、実はそんなことはありません。全国的に自粛モードの初期には何というか、みんなも自分も引きこもり状況に近いことに安心しても束の間に過ぎず。

世の中のみんなが不安となり、当然ながら人を構う余裕はなくなる。そして、皆さんが自粛から解放されるや自分の状況に更に落ち込む。

マザーアースでも一時的に面談カウンセリングの休止をしました。電話やSkypeのセッションは継続でも、これまでのやり方に変化があることで見捨てられ不安は増し、心が潜ってしまわれた方もいらっしゃいます。

不安は不安を呼ぶ。心は本当にデリケートなんです。

世の中の多くの人にとっても、これまでも潜んでいた心の闇が輪郭を増す。多くの自死のニュース報道にも胸が痛みます。この世に生まれた人間がその生きる意味を見出せなくなる、その源は寂しさと孤独。この世界はこれらとの戦いなんでしょうか?…いや、そんな事があってはならないですよね。

みんなで仲良くとか世界平和とか。この意味知ってますか?

それはひとつの思想を共有することではなく、それぞれが自分の思想や価値観・感情を持ち、他に強要しないこと、ですからね!

自分を愛し大切に出来てる人は、人を羨んだり貶(けな)すことはありません。「他尊心は自尊心に比例する」シンプルなことです。

いや話が逸れてしまいますが、取り留めもない文面、ご容赦ください。

コロナの収束を切に願います!

自分を大事にしないとダメですよ‼️