コロナウイルスと人間の共生

みなさんこんにちは。静岡県沼津市にある心理カウンセリング事務所「マザーアース」の浅野順子です。

今日、7月24日は、本来ならば東京オリンピックの開会式が開催される予定だったそうです。そして「打倒コロナ」の願いを込めて全国121ヶ所で花火が打ち上げられるそうですよ。ここ沼津でも打ち上げられるかしら…

そして先日、イギリスでコロナウイルスのワクチンが開発されたという報道がありましたね。世界中から買い予約が殺到し、我が国でも1億回分の予約を取り付けたようです。

ただ、早くても来年の春になるとか、待ち遠しいですね。

今回は、コロナウイルスが与える人間への影響について、私の個人的な見方(偏見含む)から書いてありますので悪しからず。

コロナウイルスと人間の共生

先ずコロナウイルスの怖さとは、感染はもとより、人間らしく生きる自由が脅かされているということにあるのではないか。

我々は、好むか好まざるかはさて置き、人と関係を持ってなんぼの生き物です。

人間はその生態から、仕事や学校に行き、共同作業をしながらコミュニケーションを図り、より親密な相手と食事をしたり、観劇や、スポーツ観戦、それから旅行にも出かけたりします。

そしてそれが今、阻害された状況にあるのです。

特に「密」になろうとすればする程、このコロナウイルス感染のリスクは高くなると言い、感染を阻止するには密を避ける必要があると言う。

従って親密な関係であればある程、濃厚接触となり、それは運命共同体を意味するのです。

コロナ第一波の際には、離れて暮らす親や子が、感染防止のため会わずに我慢を強いられましたね。人との関わりを避けなければならず、仕事はテレワークとなり食事はテイクアウトとなりましたね。

何とも人間らしい生活への脅威です。

これまで過剰過ぎたオフィスワークや、仕掛けられた流行りものに踊らされてきた部分はありますが、それでも、一切がストップせざるを得ない時代というのも、そうそうありませんからね。

そんな中、人が動かなければ経済は回らず。近頃話題のGo toキャンペーン。Go toトラベルやGo toイート。

止まってしまった経済を動かそうとする国策ですが、再流行の兆しとも取れるコロナ感染者の増加をみれば、なかなか思うようにはいきませんね。

本来、人間らしい行動を後押しすることで生み落とされるのがお金でしょ。

だから結局、「経済の発展とは人間らしい生活の上に成り立つもの」でしかないのです。

ここで言う「人間らしい生活」とは、「自分の意思で人と関わる自由(選択権)がある生活」であり、現状は、自分の意思や苦悩すら関係なく「そもそも人と関われる状況がそこにない」のです。これがコロナ禍における人間が最も危惧しなければならない点だと思うのです。

「新しい生活様式withコロナ」などという洒落たネーミングをつけた、そういう人達に限って権力の長(おさ)。それを言うなら「withコロナmore with心」なんじゃない(意味不明?)ですかね。経済を回すために人を動かすんじゃなく、人と関わりたいからその為にコロナ対策をするんだけど、ね。

このままでは、人間だけが持つ「なんやかや、あーだこーだと言いながら、すったもんだしながら関わっていく習性」がなくなっちまうぞ。心が枯れてしまうぞ!

近未来の私たちは、感情のないロボットのように淡々と生きるんじゃなく、苦悩しながらも人として自分らしく生きれるよう、そのためのwithコロナについて考えていかなければ、人は人でなくなり、どんどん利権とお金に潰されてしまう。

何故コロナが生まれたのか(参照:試される人間の本質…新型コロナウィルスから見えてくるもの)、そこに人間としての責任を感じながら、これからの「人としての生き方」をみんなが同じ目線で見ていかなければ、第二・第三のコロナは、時を開かずして登場するでしょう。

ひとりでは生きたくない・生きられないから。だからその為の感染防止対策をして、人間関係を続けたいものです。