感情のフラッシュバック

みなさんこんにちは。静岡県沼津市にある心理カウンセリング事務所「マザーアース」の浅野順子です。

今日7月16日は、沼津市にとって辛い出来事のあった日です。
それは私も生まれていない1945年7月16日から17日未明にかけて空襲にあい、市街地は焼け野原になったそうです。今では沼津随一の観光名所となっている千本浜に避難した人たちは、機銃掃射にあい、多くの人が亡くなったそうです。

想像もつかない出来事ですが、私が小さい頃、祖母から沼津も大きな空襲があったこと、駅から10キロも離れている我が家まで、見渡せるほど焼け野原となったことを聞いたことがあります。終戦まで1ヵ月という時に多くの犠牲があったのですね。

そんな戦争を知らない人が多くなった現代、戦後75年の時を経てコロナ禍の私たちが生きているのですね。

いつ何が起きるか分からない。そんな事は頭でわかっていても、目の前の楽しみ・苦しみには勝てない。それが人間なんですね。

…………

さて今回の記事は「感情のフラッシュバック」です。

フラッシュバックという言葉はみなさんも聞いたことがあるかと思いますが、この記事では親子関係を原因にしたケースについて書いています。

歪んだ親子関係の中で感情を自然に表現・発散できなかった人が、親以外の人と関わる時や似たようなシチュエーションの際に起きる現象です。

当時の恐怖が蘇り、今まさに起きているかのように震えてしまうなんて…

ご覧ください。

感情のフラッシュバック

生きづらさの根本原因である自己不一致とは、親との関係の中で「こうあるべき子供」として何の疑いもなく育ってきた人に多い。ただこれに気づくとき、その、後天的に作られた形状記憶状態を戻す作業は難しい。

生きづらさを抱える人の人間関係には、人に対する恐怖や怯え、更には不信感があります。基をたどればそれは親子間で作られ、つまり家庭の中で、怖さや色んな気持ちを抱く暇や出せる空気がなかったことで感情をなくし、迎合することに馴れてしまいます。

だからこそ、親以外の他人に相対したとき、本来の自分を出せないままの自分ながら、当時感じることすらできなかった恐怖が先にでてしまい、本来できる筈の会話や仕事に支障をきたしてしまうのです。

これこそが感情のフラッシュバック。日常・慢性的にまかり通っていた未必の故意に他ならないのです。

フラッシュバックとは、当時は感じることができなかった、或いは感じきれていない感情を、今の自分が再体験することで感じ直し、それを正しく理解し、今の自分が昇華できるまで続きます。

そしてそこから脱却するには、当時は支配されコントロールされていた自分が、今、その間違った関係と相手を正しく非難し、今の自分は親の支配には屈せず、絶対に従わないと宣言できること。

その為に親と対峙できれば一番いいのですが、怖かったり怯えビビッてたりと簡単ではない。だけれども、その一歩としてやれることは自分の感情を感じる許可を出すこと。

いつものような、「はい、わかりました」「ありがとうございます」ではなく、「いちいち決めつけるな」「うっせーよ」「指図すんな」というような反感を許可すること。それから、相手から押し寄せてくる正論に、「そこじゃない」と思えること。