親の歪みとその影響

みなさんこんにちは。静岡県沼津市にある心理カウンセリング事務所「マザーアース」の浅野順子です。

東京都では新型コロナウイルスの感染者が5日連続で3桁を越えているそうです。再び緊急事態宣言を発令する訳にもいかず、コロナウイルスとの共生には国民全ての結束が試されているのでしょうか。

さて、今回の記事は「親の歪みとその影響」です。

歪みって何なんだろう、それが親子関係においてどう影響するんだろうということを書いた記事です。

そして自分の人生に主体性を回復させるには、親のせいにしていては叶わないという、人によっては耳の痛い話に聞こえるのかもしれません。

幼少の頃味わった境遇でさえ、被害者のままでいる限り自分の人生を手に入れられないなんて、人生とはなかなか厳しいものですね。

ではどうぞ。

親の歪みとその影響

この世界、この世の中『歪み(ゆがみ)』がなければ成り立たない。 それは人にも言えます。 『歪み』とは、完全でないこと。そして、この世にいる人間はみな歪みを持っている。

そしてまた、歪んでいるからこそ関わりたくなる。 ああだの こうだの と、なんやかんや言いながら関わりあうことで成り立っている。

『歪み』に善悪などない、 単に、あっていいもの、なくては困るもの。 その基本形、最小集団が家庭。歪みに触れる始まりが家庭。それを通して、それを感じながら、 自分を認知していくものだと思うのです。

つまりね、親から子へ歪みが伝わり、それをどう扱うかは自分の個性。 寄り添って生きられれば最高かも知れないけれど、 個性が違えばそうはいかない。

子供が巣立つには、添うばかりでは巣立てない。 歪みの中で苦しんでこそ、そこから自分を確認し、巣立つ。 家庭とはそういうものなんじゃないかな。

さて、全ての人は、自分の親や養育に深く関わった人から、自分の人格に 多大な影響を受けています。 多かれ少なかれ、親は子に、自分流の価値観やものの見方を教え、無意識的にもそれを押し付け、自分(親)の支配下に置こうとします。

そうよ、親だって1人の人間、動物。 自分の存在をこの世に記す為には、身近な人にアピール、マーキングするでしょ。 そこに善悪はない。 あるとすれば、それぞれの主観。

でも、親から偏った見方や考え方を刷り込まれた子供は、自分の主観が 解らなくなってしまうことがある。 それを親のせいだと責めるもよし、恨むもよし。 だけど、子供であっても、その瞬間の言動は、自らが自分の意思で選択している。

つまり、親も子も、自分の存在をアピールする為に、自分流のやり方で その瞬間を生きているということです。 親子だからといって、人格、物の見方や考え方はまったく違うもの。

だから、その家庭にいたら自分が自分で居られないと感じたのなら、 離れることです。

どうしても許せなければ、親を捨てなさい。 所詮、家庭とは子供が巣立つのに必要な歪んだ巣。

繰り返しますが、歪んでいることが悪い訳ではない。 自分の個性がその歪みと対峙しながら、自分とは何ぞや?を知っていく為の プロセスに過ぎない。

ただ、巣立ちきれなかった人が家庭を持ったら、その子供が巣立つのに苦労する。 親の凝り固まった支配にがんじがらめにされるからね。

親のしがみつきを振り払えない子供は迷い苦しむ。 歪み過ぎた巣からの巣立ちは困難を要する。 だからといって、自分の選択は叶う。 先ずは自分の主観がどこにあるのか、それを取り戻すことです。

劣悪な家庭環境、無責任極まりない親。 そういう家庭で育っても、自分が被害者だと思っているうちは始まらない。 自分が主体性を回復したいと思わなければ始まれない。

どれだけ慰められ励まされ、勇気づけられようと、 自分が自分のこととして、自分の人生を生きたいと思いはじめなければ、 何も変わらない。

過去を過去にし、初めて今を生きられる。 全ては自分の手の内にあるものだから。